心に響く映画に巡り会えることができるamazon prime video。筆者が重視する「わかりやすさ」「世界観」「ワクワク感」「センス」そして大事な「オチ」で採点。
童心に帰りたい時に心の隙間を埋めてくれるような映画を皆さんにご紹介します。
プライムビデオであの名作をもう一度観て気分爽快になろう!笑いの中にもストーリーがある大好きな映画ばかりです。今日はどんな作品があなたを待っているでしょう?下のバナーからもどうぞ!
イエスマン“YES”は人生のパスワード(2008 アメリカ)
わかりやすさ ★★★★★5
世 界 観 ★★★★☆4
ワクワク感 ★★★★★5
セ ン ス ★★★★★5
オ チ ★★★★☆4
お気に入り度 ★★★★★5 ジムキャリーの表情最高!以外に歌がいい感じ
おすすめ度 ★★★★★5 若い世代もとにかくこのおじさんを観て笑ってほしい
仲間からの誘いにさえも“No”と何かしらの理由を述べて断り続けているジム・キャリー扮するさえない銀行マン。あるきっかけでこれからは何事にも“YES”と答えなくてはならなくなるが、そこから彼の人生が良い方向に向いていく。いや彼の人生が変わったと言うよりも彼自身の性格が変わったと言うべきだろうか。
子供の心を忘れない大人たちの罰ゲーム的ストーリー
観たことがある方も多いかと思いますが、あらためて観るとやっぱり面白いです。テンポ良く何度も笑えます。笑いのツボはと言うと、何と言っても子供っぽさです。“YES”しか言えないなんて子供の頃やった罰ゲームですよね。大人たちが子供のように遊んで、騒いで、恋をする。変に大人ぶらないところが筆者の好みです。
筆者の周りにも、話しを振ると必ず否定から答える人がチラホラいます。会話や考え方の最初は“YES”か“NO”のどちらが正解なのでしょう?
映画を観てからの勝手な憶測ですが、日本人は「人それぞれでしょ」と答えそうだなと、それに対しアメリカ人は「“YES”と答えるべきだよ」と友人の背中を押してくれそうな印象を持ちました。
どちらにせよ“YES”な人でいたいものですね。
最強のふたり(2011 アメリカ)
写真はイメージです
わかりやすさ ★★★★☆4
世 界 観 ★★★☆☆3
ワクワク感 ★★★★☆4
セ ン ス ★★★★★5
オ チ ★★★★☆4
お気に入り度 ★★★★☆4 爽快だけど少し心が痛みます
おすすめ度 ★★★★☆4 センスはいいが下ネタもあるのでご注意を
事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。共通点はゼロ。高級住宅地とスラム、ショパンとクール&ザ・ギャング、超高級スーツとスウェット、洗練された会話と下ネタ、車いすとソウル・ミュージックに乗ってバンプする身体―。二人の世界は衝突し続けるが、やがて互いを受け入れ、とんでもなくユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。(c)2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP
タブーをほじくり返して笑いにしてしまう
これもまた子供のような大人のストーリーです。全身麻痺の大富豪(白人)とムキムキの貧困青年(黒人)、全く正反対なふたりがキーマン。人種差別の歴史的背景を背負ったタブーな導入でしたが、タイトルとパッケージのポジティヴなイメージが、答えを最初から述べているので、安心して観ていくことができる作品です。
大富豪の障害についても、タブーなことを笑いのネタにしてしまう青年。周囲に気を使われながら生きてきた大富豪にとっては、ある意味新鮮だったのかもしれません。正直筆者も爆笑してしまいました。やってはいけないことをする時ってなんか笑っちゃいますよね。全身麻痺になる前の彼がどのような人だったのかわかりませんが、結果、大富豪が一番子供でいたずら坊主なんです。
人に対して親切にしたくなる
筆者はこれまでの人生で、怪我で数ヶ月不自由になる経験を5回以上しています。その時々でいつも振り返るのは、これまでの人との接し方や生活習慣です。不自由になると人の助けなしでは生きていけません。自分が健康体のうちにどれだけ人のために役立つことができるか…
タブーの中から生まれる爽快な笑いのおかげで、明日も人に親切にできそうな気がしてくる作品です。
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